コトづくりワークショップに参加

このワークショップの2日目に参加しました。

はこだて未来大学で人工知能とくにゲームの研究をやっている
イアンさんというイギリス人研究者(日本語がうまい)がもう1人の研究者のマ
ルコムさんと2人で講師を勤めるワークショップでした。


基本的には、個人個人の性格パターンを理解した上で
適切なコミュニケーションやチームでのファシリテーション
意識的に行うことにより、発想力や問題解決力を高め
単純なモノ作りよりも一段上のコト作り(コンテキストを意識した
モノ達の新たな組み合わせや利用の提案)に活かそう
というチーム演習中心のものです。


やはりワークショップスタイルで
参加者に
・手や体や頭を使って考えさせる
・チームでモノや道具を介して協力させる
・言葉と体を使ってプレゼンしてもらう
というのは今後のセミナーの
あり方を考える上で非常に重要だと思いました。


またイアンさん、マルコムさんの人柄もすばらしいと感じました。
じっくりと相手の話や気持ちを受け止めて次のアクションにつなげる
という「つなぐパターン」の実際が見れたと思います。
ぜひ見習いたいものです。


ただまだまだSE教育という視点では強化できる点、補足可能な点
モデリングパターンランゲージ記述などなど、SE向けの内容との噛み合わせ
等いろいろお手伝いできる部分も大きいと感じました


早稲田大学では5日間のコースをここ数年、SE向けは今回が初めてで、
今後アフリカでもやる予定があるそうです。


2日目の午後に、総合演習ということで取り上げられたのが


100$PCに関するものでしたが、ワークショップの課題に関わるので
内容は省きます。100$PCを素材にして結構困難だと思われる課題が
与えられそれを各チーム、2時間程度で考え提案をプレゼンするというものです。


結果は、それほど面白いものが出てきたわけではないのですが、
やはり紹介するのは営業妨害になりそうなのでパスします。
提案された普及促進プランは現実性という意味でちょっといまひとつですが
この手のワークショップではこのくらいが限界かなと思います。