言葉使いはむずかしい

あるソフトウェア関係の学会の研究会のリーダーをやっているのだが,そのメンバーとのメールの中で,つい
「ご苦労様でした」
という言葉を使ってしまった。私はそのメールを出した時点では深く考えずに
「お疲れ様でした」とか「ありがとうございました」
という意味で使ったつもりであったが,
辞書を引いてみると,
目上の人が目下の人に,あるいは上司が部下に対してねぎらいを示す言葉
とあり,これでは学会というボランタリィな組織内での対等な立場でのやり取り
という観点からは明らかにズレた物言いになってしまう。

実はこの事を,ある元同僚であり現在大学の先生をやっている方から
メールでわざわざ指摘していただいたのであった。そのような方の存在に
今回は結果的に救われた思いであった。言いづらいことをしっかりとご指摘いただきありがとうございました。