宮崎市定『古代大和朝廷』めっちゃ面白い

ちくま学芸文庫で出て買い置きしていたもの。
さすがにシナ・アジア史の碩学となると日本の古代史に対する見方も
非常に視野が広くクリアな展望が開けてハッとさせられること幾たびか。
特に「記紀をどう読むか--日本上代史の素描」は日本の弥生から古墳時代に掛けての
歴史の流れを理解するためのフレームワークを与えてくれて気持ちがよい。


実は、たまたまこの正月に何を読もうかと考えて
『口語訳 古事記―神代篇 、人代篇』(各 文春文庫)三浦 佑之
を読むのに予習しておこうと読み始めたのだった。


ちなみにこの古事記の訳者?著者?の三浦さんは最近注目の若手作家 三浦しおん
の父君であるというのは本当だろうか。