Scalaの使い方:4つの入り口

Scalaユーザは挙手!の図


ちりとてちん
おかげさまで、昨日のJJUG主催のCCCイベントでのLiftおよびScalaセッションは
大盛況(最終コマのひがさん「ITゼネコンをぶっとばせ」人気のお蔭という説も)でした。
(CCC自体で315名、Liftコマに90-100名、Scala BOFに100-110名くらいだったとのこと)

CCCとくにScala BOFにお集まりいただきました皆様に感謝いたします。
Scala BOFでは、私のイントロの後、水島さんにScala言語の文法の特徴、関さんにActorライブラリの機能をErlangと対比して解説、EricさんにScala上のビヘイビア駆動開発環境specsのデモをお願いしましたが、どのパートも時間的にもうちょっと聞きたいという「モット感」を残して後でさらに確認してみようというアクションに繋げていただければと思ってます。時間超過でもう終われという主催者からの無言の圧力をものともせず、BOF最後のまとめてして出したのが
Scalaの使い方:4つの入り口』という次の内容のスライドです。


(1)Entrance1: Better Javaとして
 ==>エンタープライズApp開発の実用的汎用的手段
  +強力なLiftフレームワーク


(2)Entrance2: DSLとして
 ==>要求やドメインの実行可能モデル記述手段


(3)Entrance3: ライブラリ・フレームワーク構築言語として
 ==>パタンマッチ、Mixin、高階関数、暗黙型変換等の高記述力


(4)Entrance4: 教育研究用汎用言語として
 ==>新Pascalとしての簡潔で美しい教育言語
   +新しい型理論、分散並列処理、Mixin、アスペクト
   +言語処理系・パーザ開発のワークベンチ


わたしはこんな風に色々な入り口から皆さんにScalaの世界に入ってきていただき、
それが結果としてじわじわと日本におけるソフトウェア開発のあり方さえも変えることに繋がっていけばよいな、と実は思っておるのであります。マル。